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池波正太郎真田太平記館&上田城へ:真田太平記で巡る信州の軽井沢から上田への戦国紀行

池波正太郎真田太平記館&上田城へ:真田太平記で巡る信州の軽井沢から上田への戦国紀行のメインアイキャッチ画像。上田城の伝統的な屋根と赤い旗が風に揺れ、石垣と緑の木々が背景に広がるシーン。©️Hick/stock.adobe.com 読書妖精のちいさな幸せ
©️Hick/stock.adobe.com/上田城
よみはぴへようこそ。

ブックレビュアーの瑠璃花です。

さて、軽井沢で2日を過ごし、3日目は車で信州上田へ参ります。
実は私、時代小説も大好きで、池波正太郎さんの作品のファン。

司馬遼太郎さん、藤沢周平さん、宇江佐真理さん、高田郁さん…
良い書き手は他にもおられますが、今回は。

軽井沢からちょっと足を伸ばして、池波正太郎真田太平記館と
上田城を訪れました。
もちろん『真田太平記』の感想もありますよ。

『真田太平記』の郷、上田へ。青空と山々に抱かれた爽快ドライブを満喫。

"爽快なドライブ風景:上田の青空と山々に囲まれた道。池波正太郎『真田太平記』の舞台を訪れる旅の始まり。"

© Canva / よみはぴ用素材

まずはいつもどおり、『真田太平記』のブクログに上げたレビューからご覧ください。そちらにも、本の感想だけでなく、旅の様子も新鮮な印象のうちに書いていて、お気に入りのレビューになりました。

長いシリーズですので、まずは1巻から挑戦しました。
皆様も、シリーズ物、ちょっとためらったら、

「ま、1巻だけ読み切ってみよう!」

って、読み始めてみてはいかが?
ハードルどんどん下げて、面白い長編作品を探すの、楽しいですよ。

上田に、池波正太郎真田太平記館があること。上田城のお濠部分の公園や真田神社は、車椅子でも行けることを知って、ずっと行きたかったんです。

浅間サンラインのドライブものんびり行って軽井沢から1時間ほど。

途中に通る御代田町も、野菜作りが盛んで、空気が美味しいし、東御市では、江戸時代の名力士雷電為右衛門(生まれ故郷なんですって!)の銅像がある、立派な道の駅でお土産買ったり

ぶどうのソフトクリームを頂いたり。信州の魅力ある場所を、たっぷり体験しました。

池波正太郎の真田太平記館を訪れる旅のアイキャッチ画像。グレーのスーツ、黒いネクタイ、革靴、ベルト、ノートが配置されたスタイリッシュな背景。

© Canva / よみはぴ用素材

真田太平記館で知る池波正太郎の意外な一面

池波正太郎真田太平記館は、白壁が夏の太陽に映える建物。上田の市街地に溶け込んで立っています。ご説明を頂いてから、エレベーターで展示室へ。

上に上がると、『真田太平記』合戦の模様が、ジオラマと映像で紹介されていたり、作品内の出来事と、史実を対照させた詳しい年表があったり、ここならではの、充実した展示。福山潤さんが出ていらしたり、ナレーションや映像の声優陣も豪華です。

でも、私が注目したのは、池波さんが実際に着ておられた、
グレイの背広でした。

意外と小柄で、ちょっと驚きでした。戦記物のイメージが強い池波さんですが、この背広を見ると、むしろグルメな随筆を書く土台になった、美味しいものを原動力に働いていた、証券会社勤務の頃の、若き池波さんが思い浮かびます。

例えば『男の作法』などに紹介されている、お蕎麦屋さんでの、粋な振る舞い方。私も既読で、ブクログのレビュー、簡単に書いています。この頃、ブクログも書き始めでまだ下手っぴですが…(苦笑
(他の方のレビューもご覧くださいね)

お蕎麦屋さんのご主人に「旦那……」と声をかけられ、マナーを覚えてゆくあたり、まるで池波さんの小説で、若い同心が声をかけられているよう。

名作案内としても読みやすいので、入門としてもお勧めです。
池波ファンなら一度は読んだことのある

「蕎麦でもたぐるか」

ってお決まりが嬉しくなるセリフも、実体験が生んだもの。

隣に展示されたお着物を見ると、ゆったりと和服を着た時代小説の名手という印象が一気に立ち上がってきます。このギャップが、池波さんの魅力なのかもしれませんね。

新たな発見としては、実は池波さんはジャン・ギャバンの映画がお好きだったそうで、おしゃれな一面もあったのかなと勝手に想像してしまいました。映画ファンの私としては、ちょっと親近感が湧きます!

館内のシアターも気になったのですが、段差があって入るのは断念。でも、そっと中を覗くと、映画館さながらの本格的な造りで、足の不自由じゃない方にはぜひお勧めしたいスポットです。

© Canva / よみはぴ用素材

 

カフェと図録と小さな幸せ

館内の併設カフェは、とっても静かで落ち着く空間でした。読書や思索にふけるのにぴったりの雰囲気で、つい長居したくなります。

そこで図録を買ったら、嬉しいサプライズが!手編みの可愛いかぎ針編みのお花のコースターを頂いて、驚きと喜びで胸がいっぱいになりました。どなたが編まれたのか、とってもお上手で。

縁のある方?スタッフの方?伺ってみればよかったです。

ここで、池波さんの文庫本を買うと、ここにしかないオリジナルの、
和紙で作られたブックカバーも頂けるんですよ。

合戦の絵が描いてあって、それも実は欲しかったなあ。
買いたいって言いそびれちゃった。

この心遣いが、池波さんが今も愛される作家だという事を感じさせる一幕でしたね。

「上田で出会った古書店と私の不思議なご縁」という見出しのアイキャッチ画像。緑の外壁の古書店で、棚に並ぶ本やレコード、写真が飾られ、入口で人が本を手に持つ温かいシーン。

© Canva / よみはぴ用素材

上田で出会った古書店と私の、不思議なご縁

そして、記念館の前には、「日本の古本屋」に加盟する古書店さんが。
シャッターは閉まっていましたが、ネットでお買い物したことがあるお店かもしれないと気づいて、御縁を感じました。

こういうところで、思いがけず、ずーっと探してた本が見つかったりすると、もう、本を抱きしめたくなるほど嬉しいんですよね。

読書好きとしては、こうした偶然が旅をさらに特別なものにしてくれます。次回は開いているタイミングで訪れてみたいです!

『真田太平記』の雑学を超えた池波正太郎ファン必見の場所のアイキャッチ画像。赤い真田家の兜が中央に配置され、上田城の建物と石垣、裸の木々が背景に広がるシーン。©️photoAC/写真素材のタイトルは「真田家の兜」。

©️photoAC/「真田家の兜」。

 

『真田太平記』は雑学を超えた池波正太郎ファン必見の場所

最初は「真田太平記」だけ詳しくなればいいと思って訪れたのですが、池波さんのいろんな面を知れて大満足。

戦記物だけでなく、グルメや映画、美術に対する感性まで、彼の幅広い世界に触れられて、ファンなら必見の場所だと実感しました。興味があれば、ぜひ訪れてみてください。

「勇壮堅固!上田城&真田幸村との出会い」という見出しのアイキャッチ画像。上田城の真田石と大手門が映り、頑丈な石垣と伝統的な木造建築が緑の木々とともに背景に広がるシーン。©️photoAC/写真素材のタイトルは「上田城址公園 石垣の風景」。

©️photoAC/「上田城址公園 石垣の風景」

勇壮堅固!上田城&真田幸村との出会い

記念館から歩いてすぐの上田城は、公園になったお濠の周りが素敵でした。そこで見つけた立派な博物館も、見応えたっぷり!

立派な大手門をくぐる手前に、想像以上に大きな真田石の石垣があり、真っ直ぐ行くと真田神社が……。当時のままに井戸も残っていたり、出陣の様子が偲ばれ、テンションも上がります。

それから、バス旅で紹介されていた、お城の入口での真田幸村のお出迎えが、ユーモアたっぷりでかっこよかったですよ。

お客さんに拍手を促したり、茶目っ気たっぷり!

背筋をキリッと伸ばし、兜をかぶった姿に思わず笑顔になり、戦国のヒーローらしさが際立っていました。

恥ずかしくてお写真をお願いしなかったのですが、次回は勇気を出して写してもらおうと思っています。

皆さんも上田を訪れたら、ぜひ真田幸村と記念撮影を!

よみはぴの記事末に贈るハート型の花のアイキャッチ、ピンクと白の花が読者への感謝を象徴

© Canva / よみはぴ用無料素材

おわりに

上田の旅は、池波正太郎さんの多様な魅力と真田の歴史が交錯する場所でした。

軽井沢から始まった読書旅が、ここでまた新しい章を刻んだ感じです。次はどこへ行こうかな。

本って、ただ読むだけじゃなく、旅のきっかけや、現地でもっと深い興味の源泉になったり。皆様も夏の旅行、お好きなご本と一緒に、なさってみませんか?

みなさんのオススメを、コメント欄やXで「#よみはぴ」をつけて
教えてくださいね![https://x.com/hashtag/よみはぴ]

ここまで読んでくださってありがとうございました。

またよみはぴに遊びに来てくださいね。

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