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『ババヤガの夜』:日本初のダガー賞が放つ、唯一無二のノワール・シスターフッド

『ババヤガの夜』についての記事のトップアイキャッチ:夕焼けに映える闘う女性シルエット、主人公新道依子の覚悟や、作者の王谷晶のダガー賞受賞/ノワールシスターフッドの象徴 © Canva / よみはぴ用無料素材 読了報告
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よみはぴにようこそ

刀の柄の写真でダガー賞受賞を象徴、王谷晶のノワールアクションミステリの名作のイメージも表現。『日本初の快挙!王谷晶の『ババヤガの夜』ダガー賞受賞の衝撃』と文字。日本初の快挙!は赤文字、王谷晶の『ババヤガの夜』ダガー賞受賞の衝撃は白文字を使用。 © Canva / よみはぴ用素材

日本初の快挙!『ババヤガの夜』ダガー賞受賞の衝撃

先日、王谷晶さんの『ババヤガの夜』が日本作品として初めて英国ダガー賞(インターナショナル・ダガー賞)を受賞!

「007」シリーズも受賞したミステリ界の最高峰の栄誉です。このすごさ、想像できますか? 今日は、この話題の小説の魅力に迫ります!

先行してブクログに感想をUPしています。まずはこちらをチェック!

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唯一無二の物語:比較できない世界観

『ババヤガの夜』の何がすごいって?
それは、
他のどんな作品とも似ていないこと。チラ見でいいので、ちょっと上記のリンクからサンプルご覧になってください。英語翻訳の素晴らしさもさることながら、斬新なストーリーと独特な世界観が圧倒的。あなたはこんな物語、読んだことあるでしょうか?

ダガー賞って……?

ダガー賞は、英国推理作家協会の主催する賞で、いろんな部門がありますが、今回、王谷さんの『ババヤガの夜』は、英語以外の言語で書かれた作品に贈られる賞を受賞しました。

シスターフッドと逃避行:『テルマ&ルイーズ』との違い

この小説は、女性同士の絆を描くシスターフッドの物語であり、裏社会を舞台にしたノワール、そして『テルマ&ルイーズ』のような逃避行の物語でもあります。

つかの間の明るさと自由。熱い友情を描いて、女性に大きな支持を受けた『テルマ&ルイーズ』。

女であり、妻であり、社会的な弱さを抱えた者という立場からは、逃れきれない。テルマが夫に「もしもし」と言われて即、電話を切る場面が忘れられません。

ラストシーンもハッとさせられる幕切れでした。

でも、テルマとルイーズの明るさや「出たとこ勝負」恋愛が絡む展開とは違い、『ババヤガの夜』は、全編、緊迫感が途切れることはありません。

主人公・新道依子はどんな代償を払っても逃げ通す覚悟を持つファイターなのです。

ヤクザの世界と戦う女:他の作品との対比

ヤクザの世界が登場する点では、宮尾登美子さんの『鬼龍院花子の生涯』や家田荘子さんの『極道の妻たち』と比較できそうですが…。


『鬼龍院花子の生涯』は、土佐の侠客・鬼政の養女、松恵が、堅気の世界を目指す物語で、着実な自立への歩みはドラマチックです。

が、血刀を引っ提げ女を抱く男たちの戦いの中では、松恵は傍観者で、耐えるしかありません。

家田荘子さんの『極道の妻たち』も、妻たちは男のために戦っていて、自分で選んで抗争の世界に飛び込んだわけではないのです。

一方、依子は自分の命と未来のために戦う主体的なヒーロー。彼女と尚子の関係性は、名前を必要としません。単なる友情や、愛とも異なる、朝露のように儚く美しい絆。こんな繋がり、初めて見ました。
深さとかけがえのなさが、全て。

ノワールとしての魅力:アウトロー探偵との違い

ノワールノベルとして見るなら、「アウトロー探偵バーク」シリーズのバークと依子も、似ているようで違う点が多いです。

バークは前科27犯の裏社会の狼。暴力も辞さないハードな男ですが、心の奥底に、社会的正義と優しさを持ちつつ、一風変わった仲間と闇に立ち向かいます。

一方、依子はもっと孤独。自分の命を鷲掴みにして困難に挑む、依子のパワーが、読む者の心に火をつけます。

似ているところも違うところも、それぞれ魅力たっぷりの二人。
これほど読み比べるのが面白い主人公もなかなかいないでしょう。

見出し前アイキャッチ:暗い街並みを背景に『ババヤガの夜』のノワールな女性シルエット、『ブログ記事をなぜすぐに書けなかった?『ババヤガの夜』の迫力』と白文字、迫力は赤文字、王谷晶のダガー賞受賞作の独自性を表現

Grok生成画像/文字 © Canva / よみはぴ用素材

 ブログ記事をなぜすぐに書けなかった? 『ババヤガの夜』の迫力

この記事、実はなかなか書けなかったんです。なぜだと思います? 『ババヤガの夜』があまりにも独特で、言葉にするのが難しかったんです。

荒々しいのに繊細で。爽快なのに、ずっと切なくて。
読んで作品を味わってみるのが、何よりもいいと解っているから
どうお伝えしたらいいかなって、考えてしまって。

他の作品と比べても、その迫力と世界観は唯一無二。この物語の熱量に、あなたも真正面からぶつかってみてください!

よみはぴの記事末に贈るハート型の花のアイキャッチ、ピンクと白の花が読者への感謝を象徴

© Canva / よみはぴ用無料素材

おわりに あなたは何を感じる?一緒に語ろう!

『ババヤガの夜』を読んで、あなたはどう感じるでしょう?

比較した『テルマ&ルイーズ』や『鬼龍院花子の生涯』等もぜひ手に取って、闘争本能や熱い血を呼び覚ましてみてください!

気軽に感想をコメントやXで教えてもらえれば嬉しいです。

また「よみはぴ」に遊びに来てくださいね。

ここまでお読みくださってありがとうございました。

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